6年生がRSTに挑戦!
1月18日(水),6年生でRSTを実施しました。
RSTとは「リーディング・スキル・テスト」の頭文字です。「リーディング・スキル・テスト」とは,読解力を測定するテストです。実際の問題は公表できないので,自作で例を挙げると次のようなものになります。
政府は,琉球が日本の領土だと主張して琉球藩を置き,琉球国王を藩王としました。そして,1879年に中国(清)や琉球の人々の反対を抑え,沖縄県を設置しました。国王は東京に移住させられ,琉球王国は滅びました。 この文脈において,以下の文中の空欄に当てはまる最も適当なものを選択肢の家から一つ選びなさい。 ( )は,琉球王国を強引に日本の領土とした。 ①中国(清) ②東京 ②政府 ③沖縄県 |
国の収入を安定させるため,これまでは収穫高に応じて米で納めることになっていた税は,明治新政府の地租改正により,それぞれの土地の価格の3%を現金で納めることになりました。 上記の文に書かれたことが正しいとき,以下の文に書かれたことは正しいか。「ただしい」,「まちがっている」,これだけからは「判断できない」のうちから答えなさい。 「納める税が一定になったことで,国民の生活は楽になった。」 ①ただしい ②まちがっている ③判断できない |
1問目が「係り受け解析」,2問目が「推論」の問題です。RSTには6分野の問題類型があります。これはまだ簡単な方で,実際の問題はもっと難しいものになります。
このテストを考案した新井紀子さんは,「多分,読解力の向上にはダイエットのような処方箋はないのです。」と著書の中で述べています。(「AIに負けない子どもを育てる」東洋経済新報社)普段の読書量が試されます。
先週の水曜日から「ノーメディアデー」のチャレンジカードを持ち帰っていると思います。レベル5に近づけるように,家族で読書の時間を設けてみてはいかがでしょう。
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