学校からのお知らせ

2019年5月の記事一覧

今日からスタート、フッ化物洗口

 今朝は、朝の会の時間、各クラスで子どもたちが、口の中をぶくぶくしていました。今日から、本年度のフッ化物洗口(フッ素洗口)を開始しました。(写真は、3年生教室の様子です。)

   

 本校では、朝の会の時間、コップ1つにフッ化ナトリウム(0.2%)15mL入れた溶液を子どもたちが口に含み、1分間ブクブクします。液体の濃度の違いで、週5回の方法と週1回の方法がありますが、本村の小学校では、週1回の方法を取っています。この液体は、養護教諭がその都度、毎回作ります。

 

フッ素のむし歯予防作用メカニズムは、次の3つとされています。

①歯の結晶を構成しているカルシウムの結合を強化し、その結果、むし歯原因菌の作り出す乳酸に対しての抵抗性が高まる。

②歯の表面の初期脱灰部分で再石灰化を促進する。

③歯垢中のむし歯原因菌が乳酸を作るときに必要な酵素の活性を弱める。

 

フッ化物洗口後、30分はうがいをしない、飲み物を飲まないようにしています。3年生の教室で様子をみましたが、昨年度から実施している成果もあり、子どもたちはフッ化物洗口がとても上手にできていました。5年から10年続けると、むし歯抑制率が40%から60%になるといわれております。80歳まで20本の歯を子どもたちに残してほしいと思います。そして、これから大人になったときの健康寿命を高められたらと思います。